2010年 JRSA CHAMPIONSHIP F1.F2
1戦 5月2日 筑波サーキット
5月29日・30日 岡山国際サーキット(エキジビション)
2戦 7月3日・4日 富士スピードウエイ
3戦 9月4日・5日 富士スピードウエイ
4戦 10月31日 筑波サーキット
2009年 JRSA CHAMPIONSHIP F1.F2
第1戦 4月19日 SUN
Tsukuba Circuit
MCFAJクラブマンロードレース1でJRSA2009シリーズ戦が開幕。
09年開幕戦にエントリーしてきたのは全部で7チーム。
予選
朝1番の予選のピットロ−ド出口。今年マシンを乗り換えた、先頭の吉野/辻組がピットロ−ド出口で急加速。しかしまだ熱の入っていないリアタイヤがホイルスピン!マシンはバランスを崩し右にスピン!パッセンは落車!レッドシグナルでピットロード封鎖。幸いクラッシュは免れ、大事には至らずすぐに再スタート。予選も再開、トップタイムは昨年のF1チャンプ、手塚(旧姓早川)/大関組。マシンは世界選手権参戦時の昨年までのカラーリングから新しくなる。安定した走りで他を圧倒。
予選2番は手塚/大関組の半分の600ccという排気量でハンディのあるF2マシンながら、軽量マシンで奮闘する07マン島帰りの渡辺/藤田組。F2クラスから今年F1クラスに転向した粕谷/渡辺組がF1初操縦ながら堅実な走りで予選3番手をゲット。
決勝
ホールショットを決めた手塚/大関組はそのまま快調に周回を重ね、レース前半ストレートで、手塚/大関組を視界に捕らえる位置に付け追走する総合2位のF2クラス渡辺/藤田組に20秒近い大差をつけ開幕戦優勝。総合3位は吉野/辻組。昨年までのF1マシンから乗り換えた新しいマシンにも慣れ徐々にペ−スアップを果す。今後さらなるタイムアップは間違いないところだ。
総合4位は、今回初のF1マシンで我慢の走り粕谷/渡辺組。マシンのポテンシャルを引き出せるまでには走り込みが必要だが今後に期待を持たせてくれるチームである。
F1クラス原口/相沢組を急造チームF2クラスの大木/飯島組が終始追い掛ける展開となるが、原口/相沢組が逃げ切り総合5位。昨年最終戦から参戦を開始した中川/日比野組はタイヤトラブルでスタ−ト直後の1コーナーで戦線離脱。次回に期待だ。
第2戦 6月7日 SUN
Fuji Speedway
MCFAJクラブマンロードレース2でJRSA2009シリーズ第2戦が開催。
決勝のホールショットは常勝-手塚/大関組。
激しい2番手争い!先に1コーナーを立ち上がってきたのはサイドバイサイドのブレーキング争いを制した小林/中山組。F1クラス2戦目の粕谷/大木組が直後を追走。
600ccの排気量ハンディが、ここ富士ではスタートだけでなく、その後1コーナーまでの長いストレートでキビシイ!渡辺/藤田組が激しく追い上げる。
彼等の軽快なフットワークのマシンはインフィールドで速い。一気に前を走るF1マシン3台をパスし、先頭を行く手塚/大関組を追う。3位にポジションダウンした小林/中山組は懸命に追撃体制に入るが、1周目ネッツコーナーで痛恨のエンジンブロー!
破壊されたクランクケースの破片が白煙に混じって宙を舞う。マシンをコースサイドに寄せリタイヤ!
そう言えば08年6月のレースで土屋/安田組が同じ場所でエンジンブローをした。ただの偶然か?それとも関連する要因があるのだろうか?
1位を独走する手塚/大関組は快調にラップを重ねトップチェッカー。
彼等を追走していた渡辺組の藤田パッセンは手首の怪我が完治しておらず、いつものペースで走行がでない。粕谷/大木組はその差を明らかに毎ラップ詰めて来る。渡辺/藤田組は総合2位をキープするが、粕谷ドライバーの順応性の高さが注目を集める。彼の今後に期待だ。吉野/辻組はエンジンの不調で下位に沈む。マシンが快調ならば吉野ドライバーはソロのクラスのチャンピオンだけに次回の復調を願う。
第3戦 9月6日 SUN 手塚・大関組 圧倒的強さで3年連続チャンピオン
Fuji speedway
JRSA第3戦-09.9.6 富士
秋の空気の冷たさを感じながら晴天に恵まれた9月6日に行われたMCFAJ第3戦・FISCOラウンド。どのカテゴリーよりも早く行われた予選は不動のトップ、#1手塚-大関組が1分57秒と朝のまだ暖まっていない路面をものともしないタイムでポール。F2トップの#66 渡辺-藤田組が2分8秒でセカンドポジション。前回に続いて2度目のペアを組む#9 粕谷-大木組が3位、前回破損したエンジンを積み替えてきた#3 小林-中山組が4位、準備したマシンがエンジン不調で急遽借り物のF2-YZFで挑む#11吉野-辻組が5位、少しずつサイドカーに馴れてきた#8 中川-日比野組が6位、ラストに今回が初参加となる#26 清野-阿島組の合計7台がエントリー。
13時からの全7周で行われた決勝では、ポールポジションからスタートの#1 手塚-大関組が真っ先にコーナーへ飛び込む。続いてはサードポジションから説妙のスタートを決めた#9 粕谷-大木組がジャンプアップ。以降#66 渡辺-藤田組、#3 小林-中山組が続く。#66が1周目の100Rでインから#9を捉え早くも2位に浮上。ダンロップコーナーの侵入では#3も#9を抜き去るが2周目ストレートではスリップについた#9が再び3位に浮上、ここから毎周のように順位を入れ替える3位争いが展開された。ラスト2周ではペースを若干落とし気味だった2位走行の#66に追いつき3台による総合2位の表彰状争いとなる。ファイナルラップの7周目に得意のダンロップコーナー侵入で先行する#9に仕掛けるかと思
われた#3だが、バックマーカーによりイン側の侵入スペースを塞がれて攻略できず。ネッツコーナーで2位走行の#66にほぼ追いついた#9 粕谷-大木組が最終コーナーからの立ち上がりからチェッカーまでに抜き去り総合2位をゲット。続いて#66 渡辺-藤田組、#3 小林-中山組の順でゴール。以下1ラップ遅れで#11吉野-辻組、#8 中川-日比野組、2ラップ遅れで#26 清野-阿島組がフィニッシュ。1位の#1 手塚-大関組は2分を切るタイムを連発して2位以下に1分以上の大差をつけての優勝により3年連続チャンピオンを確定させた。